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こんにちは!
今日は面白すぎるけどメチャクチャ切ない、イケメン同士のラブストーリー、鷹先生の作品【失恋ジャンキー】をレビューしようと思います
とにかく両片思いの真骨頂!みたいな作品
ここまでお互い勘違いですれ違えるのマジで凄いって感じの2人
終始コメディーな感じの中に切なく泣ける要素が盛り込まれていて、作者様の力量を感じました!
【失恋ジャンキー】カップリング
攻め:橘 龍次郎
・会社員 24歳
・高校の時から彗太のことが好き
・ヘタレなイケメン
受け:真白彗太
・コンビニで働く24歳
・高校時代に龍次郎とキスをしてから彼のことが好き
・元ヤン
鷹【失恋ジャンキー】あらすじ、ネタバレ有り ノンケ?な男前会社員×攻めに片想い中の美人ゲイ
*多少ネタバレしてます
1 ゲイの彗太(受け)は、高校の時からの親友・龍次郎(攻め)にずっと恋をしている。
2 しかし彗太は、龍次郎が自分に振り向いてくれることはないと思っている。そして幸せになりたいが為に恋人を作っている。しかし龍次郎のせいでノンケしか好きになれない。
3 それゆえ、彗太はいつもフラれ、龍次郎に慰めてもらうのが日常になっている。
という設定のお話です!
最初は彗太目線でお話が進んでいきます。
彗太は高校時代、一匹狼だった自分にずっと構ってくれた龍次郎に好意を持っており、ある時罰ゲームでしたキスをきっかけに、彼への想いが本格化しそれを募らせていきます。
しかし卒業すると龍次郎は東京の大学へ行き、彗太はコンビニのバイトとして働くことになり、もう会わないだろうと思っていました。
新しい彼氏を作り、新たな生活をしながらも、心の隅では龍次郎を忘れられない日々を送る彗太。
そんな月日が経ったある日、彗太のバイト先のコンビニに龍次郎が買い物に来て2人は再会したんです!
聞くと、龍次郎は就職の為に戻ってきて、そのコンビニの隣に住んでいるということ。
それからというものの、彗太は前のように龍次郎とつるむようになります。
そして!
彗太はノンケの彼氏に振られるたび、龍次郎に話を聞いてもらい、しかも体でなぐさめてもらうようにも!!
龍次郎と話をして、慰めてもらってドキドキし、優しく頭を撫でられてはドキドキする彗太。
龍次郎が好き…しかしそれを言ったら親友ではなくなってしまう。
H中も手を握られたまま前を擦られ、気持ちイイか確認してくれる優しい攻め。
これが本当のセックスなら…と考える受けが切ない。
彗太が本当に龍次郎に恋しているのが伝わってくるし、その想いが何故か報われないと思っている姿を見て切なさに胸が痛くなる前半部分です。
何故だか嫉妬する攻め
受けは攻め以外の人をどうにか好きになろうと必死です。
宅配便のお兄さんにちょっとときめいては、彼の良さについて攻めに語る受け。
しかしそれを聞いた攻めは機嫌が悪くなってしまい、何日も無視したりします。
会えなくなるのは嫌な受けが機嫌をとろうとすると、強引に抱いてきて何回もいたしたり…(ここ萌えた)
それに対しては?の受け。
偶然見つけたカフェの店員さんにときめいてる感じの受けを邪魔する攻めだし。
カフェから受けを強引に攫って車内Hする攻め。
嫉妬が溢れ出て強引に致す攻めがエロいです。
そんなことするのに、攻めが言ってきた言葉は「お前は大切な友達だよ」
そうなんだ…と思う切ない受けと私です
え? 本当に彗太の片想いなの?って、読者は皆疑問に思うはず
彗太目線で進んでいくお話なので、最初の方に分かるのは彗太の気持ちのみ。
龍次郎はクールな表情なので、何を考えているのかわかりません。
しかし龍次郎の行動を見ていると、ある疑問が頭の中を駆け巡ります。
龍次郎は彗太の為に料理を作ってあげ、自分じゃ飲まないビールを用意し、救急箱には薬を増やして彗太を待っている。
そして、「お前が幸せになるまで、何度でも慰めてやるよ」といって、ノンケだと言うのに(彗太曰く)肉体的にも彗太を慰めてくれてるんですよ
そんな風に、甲斐甲斐しく彗太の世話をする龍次郎を見ると、これって、両思いじゃないの??と思うわけです
でも親友って言ってるからそうなのか…とか。
龍次郎のクールな表情を見るたびに引き戻されたり、Hの最中の愛情がある素振りを見て、やっぱり両思い!となったり、読んでいる方は感情を乱されるし、彗太の気持ちを考えて切なくなるし…。
そこからの龍次郎サイドが熱い!!
何話目からか龍次郎目線になるんですが、これがもう胸熱なんです!
もう、龍次郎が彗太大好きなのがメチャクチャ書かれているんです。
なんと龍次郎の好きは彗太よりも前から始まっているんですよ。龍次郎は彗太のことが好きで、どうしてもキスしたくて、わざと罰ゲームに負けていたことも判明。
上京してからも忘れられなく、彗太の写真を眺めたり、借りパクしたパーカーを抱きしめたり…パーカーでヌいたり
とにかく彗太のことが好きで仕方ないんです。
しかし、彗太はノンケしか好きになれないという、衝撃的なことを聞いた龍次郎。
なので龍次郎はノンケを装うことで彗太の気を惹こうとしていたんです。
なんという複雑なすれ違い!
とにかく見どころは、お互い好きで好きでたまらないのに、それを相手に言えずすれ違いまくっているが故の切なさですね。
肉体関係だけあるっていうのも、また切ないんです。
そして!
長年の両片思いが両思いになった時は、本当に嬉しいです。ていうか、ホッとしたw
前半は胸が苦しく、後半はそれを糧にしたカタルシスを感じられるメチャ凄い作品!
もう、読まないと損な勢いです。
【失恋ジャンキー】が読める電子書籍
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